洗心幼稚園のこどもたちは「すごい!」
では、何がすごいのでしょう?

 

 

洗心幼稚園では、【毎日】ということを大切にしています。
毎日やる=【習慣化する】ことを目標とし、そのことで私たちの目的が達成されるのです。継続こそが結果を出す一番の近道です。

 そのほんの一例として、

 

・毎日、かけ足をします。
・毎日、体操をします。
・毎日、絵本を読みます。
・毎日、礼拝をします。
・毎日、ひらがなや数字を書きます。
・毎日、仲良く遊びます。
・毎日、先生の眼を見て話を聞きます。

 

 やっていることは、どこの子供たちもやっていることです。

でも、決定的に違う「すごい!」ことは、毎日取り組んで習慣化していることです。

 体操や絵本読みなど毎日行うのですが、絶対にムリにはやらせません。そして、必要以上にたくさんの時間は費やしません。

 子供にとっては長時間練習をしても、無理矢理やっても、パフォーマンスが上がらないからです。

  

それよりも、短時間でも毎日。これがいいんです(^o^)
ピアノを習っている人ならご存知の通り、週末に1週間分をまとめて3時間半やるより、毎日30分の方が上達します。
※ついでに言うと、寝る直前に練習する方が上達します。

 

「毎日やる。」
「習慣化する。」

これって簡単そうですが、とても大変なことなんです。
大人もそう。自分のこと一つ考えてもそうです。
三日続けば御の字ではないですか? 例えば、ダイエット!毎日するのは大変でしょう?(笑)
それほど毎日というのは難しいのです。

  

 

でも、園では【毎日】やります。
園の環境として【毎日】が仕組まれています。
子供は環境で育ちます。
毎日が当たり前の環境にいれば、子供は当たり前に毎日とりくむのです。

 

毎日の結果、習慣化の結果が、大人が見てびっくりの結果を出すのです。
私たちは、毎日やる偉大さ、努力した結果、頑張り、そういったものを引き出すことに力を入れるのです。

  

※私たちの目的については、園長より。 をご覧ください。

 

たかが跳び箱・たかが逆上がり

 

毎日体操をおこなううちに、みんな跳び箱が跳べるようになります。逆上がりも出来るようになります。
園では小学校用の跳び箱を使用していますが、卒園までに最低でも6段を飛べるようになります。なかには12段を飛ぶ子も居ます。

しかしながら、たかが跳び箱です。跳び箱なんて跳べなくても困ることはないでしょう。逆上がりができなくても特段困ることもないでしょう。
※跳び箱を「跳べるようになること」が体操の目的ではありません。

でも、跳び箱や逆上がりには「人生」がたくさん詰まっています。

 

例えば、6段の跳び箱。子供の背丈からしたら、肩あたりに相当する子も居ます。大人の感覚で言ったら、相当な高さです。
10段ともなると、もちろん向こうは見えません。言ってみれば、【壁】です。
それに向かっていく。
向こう側が見えない壁に向かって、しかも走って向かっていくとなると、相当の勇気がいります。
だから、初めて跳び箱の6段に向かう子には、恐怖からか足がすくむ子も居ます。

 

では、怖かったらあきらめていいのか? やらないでいいのか?

  

私はそうは思いません。失敗しても良いから、一度はチャレンジして欲しいと思うのです。
まして、子供ですから、たかが跳び箱ですから、失敗が許されるのです。(失敗が前提とも言えます)
そして、失敗から学ぶことは、成功から学ぶことよりも多いのは皆さんも経験上よく知っているはずです。

 

洗心幼稚園では、例えば跳び箱が怖くて泣いている子に無理に飛べとは言いません。
でも、「じゃあやらなくて良いよ」とも、決して言いません。

 

では、どうするのか。それは、子どもに選択肢を与えます。一例を挙げます。

 

「跳び箱とべるようになりたいでしょ?」と聞きます。
すると、全員が例外なくコクリと頷きます。(本音ではみんな飛びたいのです。だって飛べたらかっこいいでしょ? 子供はかっこいいものにあこがれます。そうなりたいと思うのです。)
その時に、こう質問するのです。

  

「じゃあ、どうやったら飛べるようになると思う?」と。

 

すると、子供は「練習すると飛べるようになる」と答えます。
どうすると出来るようになるか、教えなくともきちんと分かってるのです。
その時、「じゃあ、やってみる?」と先生が背中を押すのです。
このようにして、子供は先生から「やりなさい」と外的要因でやらされるのではなく、自身の「跳べるようになりたい」という内発的動機から、跳び箱に対面するのです。それがたとえ怖くても。
(もちろん、いつでもこんなにうまくいくわけではありません。そして無理矢理にやらせないというのは大前提です。)

 

言い換えると次のようになります。

 

たかが跳び箱。できなくたって何も困りません。
だけれども、これって、人生に於いて良く在る事じゃないですか?
【飛ばない】という選択をし続ければ、失敗しないし傷つかないかも知れません。でも、そこには成長はないし、残るのは【後悔】の人生ではないか。
 
跳び箱は人生の縮図です。
だからこそ、子供たちにはチャレンジすることをして欲しいのです。
そして、チャレンジして(もちろん失敗して)成功するという体験を積んで欲しいのです。人生に於いて、やっても出来ないことはたくさんありますが、幼稚園でやることは、(すぐに出来る子、なかなか出来るようにならない子の差はありますが)みんなやれば出来ることばかりなのです。

 

「やれば出来る!」そういった成功体験が、彼らのこれからの人生の上で、必ずや堅牢な土台となって人生を築くはずです。
転んでも、「もう立ち上がれない」のではなく、何度でも、それこそ出来るようになるまで起き上がることの出来る人生を歩んで欲しいのです。

 

だから幼稚園で体操をやるのです。

 

 

ご入園にあたり
入園対象について

下記に該当する方に、ぜひぜひ入園していただきたいと考えております。
難しく考える必要はありません!  ともに子供を「良くする」ための教育自立と未来を創る教育を志向をしてまいりましょう!!

  

●本園の理念、教育方針・活動内容に賛同いただける方。

●協力して、真剣に子供を育てたい、本気で子供を良くしたいと考えている方。

●幼稚園を子供同士、あるいは親同士の育ちの場として捉えることのできる方。

(必要以上に子供の傷や怪我、子供同士の喧嘩やとったとられた、ひっかいたかみついたなどの事象に敏感であったり、周囲の人に対し過剰に神経質でないなど。)
子供は「子供同士のもんだい」(一般にトラブルなどといいますが・・・この時期必要だから起きることなので、トラブルと捉える必要はないのですが。)から物事の対処を学ぶのです。子供同士あれやこれやがなければ良いというものではありません。

 ●園内でおこなわれる仏参・礼拝や仏教賛歌、仏教行事になどに参加できる方。お子さんを参加させられる方。

(宗教的理由により、園行事に参加できない方の入園はご遠慮ください。ただし、入園にあたって仏教以外の信仰を排除するものではありません。毎日の礼拝や行事等に参加できるのであれば、例えキリスト教の信仰でもOKです。)

  

また、入園にあたり、次のことをお願いしております。

 

●年齢相応に集団生活に適応できるお子さん。 (ご心配がございましたら入園申込前にご相談ください。)
乳児や幼児の検診で、発達上の指摘がある場合は先にお伝え下さい。加配などができる場合がありますが、加配は要支援児童が3名いて、1名配置できるくらいと思ってください。よって、常に1名の専任職員が居なければならないような場合は、お断りせざるを得ないこともあります。

●1号・2号認定の場合、オムツのとれているお子さん(もしくは、少なくともトイレトレーニング中のお子さん。でも、園にくるようになったらトイレのお手本もたくさんありますから、意外とすぐにとれたりします。一緒にがんばりましょう!)