入園についてQ&A
Q1●並ばないと入れないって本当ですか?
A1●YESでもあり、NOでもあります。 今までは、入園受付日に並んでいただいた年もありましたし、そうでない年もありました。 ですので、確実なことは言えない状況で、入園を希望される皆様に不安を抱かせていたかと申し訳なく思います。
しかしながら、私ども洗心幼稚園の教育を受けさせたいと強く願う方のために、様々な事情で並ぶことのできないご家庭があることも踏まえ、なんとか並ばずにできないものかと検討しました。
ついては、令和7年度より、オンラインでの申し込みを実施いたします。
いずれにしても、できる限りの対応をいたしますので、どうぞお問い合わせください。
ただ、保護者の教育方針と園の方針、それぞれに教育方針の相違があると一番しわ寄せが来るのは子供ですから、少なくとも一度、見学や説明会にお越しください。
Q2●在園児の弟妹が優先するのですか?
A2●1号認定の方は、在園児の弟妹を優先させていただきます。 また、今までに洗心幼稚園に、ご縁のいただいた方を優先いたしております。優先入園に該当する方は、先にご案内をいたします。 優先順位は以下の通りです。
現在、在園児を上に持つお子さん
卒園児を上に持つお子さん
当園を卒園された保護者のお子さん
プレクラスに通われているお子さん
上記に該当される1号認定の方は、毎年7月31日までにお申し込みください。
2号/3号認定の方は、上記の1のみ加点ということになっているようです。
Q3●入園に当たり寄付金を納めないと入れないと聞いたのですが本当ですか?
A3●いいえ、そのようなことはありません。 私どもも、この質問をいただいたときは驚きました。全くそのようなことはありません。 明示した金額をお納めください。
ですが、子どものため幼稚園のためのご寄付(お金に限らず、ボランティア的人的資源や、もう使わなくなった絵本やぬいぐるみやおもちゃなど。特に絵本は大歓迎!)は歓迎いたします。
Q4●年少での入園を考えています。おむつが取れていないのですが、入園できますか?
A4●大丈夫です。入園できますヨ。 ですが、トイレトレーニングはしてくださいネ。 早くおむつを取れるようにご家庭でも園でもチャレンジしましょう。 年少で入園される方には、入園までにおむつをとる努力をご家庭でもお願いしています。
例年、入園申し込みが始まる9月頃はまだまだ暑く、おむつをとる練習をするには最適な時期です。 焦る必要はありませんが、3歳になる時期にはもう取れていていい時期ですので、保護者の皆様の「おむつとるぞ!」「幼稚園にはいってもおむつはおかしいナ」という意識が必要です。 おむつの事などでご質問などがある時は、来園時にでもお気軽にどうぞ。 経験豊かな教諭が、経験談を交え親身になっての助言をいたします。是非ご相談ください。
また、幼稚園に来るようになれば、まわりにトイレのロールモデル(お手本)が多数存在します。また、時間を決めてトイレに行くようにしておりますので、自然と排泄のリズムがわかってきます。
いずれにしても、年少入園前におむつをとっておくことを目標にしてください。
Q5●3歳児ですが、協調性がありません。入園は早いでしょうか?
A5●そんなことありません。3歳児であれば協調性がないのは、発達の段階からみて当然です。 むしろ、協調性のある3歳児がいるのかどうか(笑) 例えば、こんな場面をちょっと考えてみてください・・・。
3歳児が砂場であそんでいる姿を想像してみてください。「一緒にあそぼうよ!」とか、「シャベルかしてあげるよ」「お山作ろうよ」「ぼくが手伝ってあげるよ」なんて言って協力して砂山をつくっている姿は、ちょっと想像できません(笑) たとえ一緒に居ても一緒に遊んでいないのが3歳の姿なのです。
むしろ、協調性をこれから身につけるべき3歳のこの時期だからこそ、幼稚園という場でたくさんの人、環境と関わって、協調性を身につけてほしいと思います。
逆に考えるなら、協調性や対人関係のスキルを身につけるために、集団生活を基本とする幼稚園に行くのです。 そこで、譲り譲られ、また時にはぶつかり、他者と協調することやその必要性、共に歩むことを学ぶのです。 現在は、子どもたちがたくさんの同年齢・異年齢の子どもと関わる環境は少なくなってきていると思います。だからこそ3歳から、たくさんの人を含む様々な環境と関わる場を、幼稚園という集団の生活の中で体験させてあげる必要があるのです。(洗心幼稚園には上は小学生までいるので、小学生との関わりもでてきます。)
Q6●洗心幼稚園の教育内容にうちの子がついて行けるか心配なのですが・・・
A6●心配ごもっともです。でも、習得までに遅い早いはありますが、みんなできるように支援をしていきます。
幼稚園の年長さんの様子などを見ていると心配するのはもっともです。
ですが、洗心幼稚園の子どもは決して特殊な能力のある子たちではありません。(一人ひとりは特別でかけがえのない大切な存在ですが、能力について言えば皆持っているものは同じです。) 子供たちは目標に向かって毎日少しずつ努力することで、大人が驚くほどの能力が全員に身につくのです。それが早い子、遅い子はありますが、全員身につくのです。 また、園では全体で指導しますが、その中身は、その子にあわせた個別指導なのです。
なお、誤解していただきたくないことは、運動ができるようになることや、字が書けるようになることが洗心幼稚園の目的ではありません。できることはすごいことですが、できることが尊い訳ではありません。
できるようになるまで努力する、あきらめないことが尊いのです。 そして、努力の上に出来るようになる事が偉いのです。(大人も、子供も、「努力しても出来ない」と言うのが一番つらいですね。だから、園では努力して出来ると言う経験「成功体験」をたくさんさせます。)
言い換えれば、できるようになることは、教育目標を達成するための手段に過ぎないのです。その結果として運動や字ができるようになるのです。あくまで目的は、教育目標および経営理念の実現です。
Q7●年長さんになると忙しいと聞いたのですが?
A7●最近は大人も子供も忙しいと言っていますね(笑)
洗心幼稚園の年長さんも、言ってみれば「忙しい日」(一日のプログラムが詰まっている日)もあります。 しかしそれは、年長児ならではの「忙しい」と言うことです。忙しいことも年長児ともなれば必要なのことだと考えます。 年長になると、カリキュラムも小学校への接続を考えたものになってきます。洗心幼稚園では年長児は「時間で動く」トレーニングをします。それは、自分で考えて今の時間に自分のすべき行動を先生に言われずともやる、というトレーニングです。
小学校へ行けば時間割で一日のプログラムが決まります。時間で動くことを要求されるのです。
洗心幼稚園のカリキュラムでは、1単元を10分から20分のモジュールとして、ぱっぱと切り替えていきます。幼児の集中できる時間は20分程度が限度です。(幼児の生体リズムはおおよそそれくらい。小学生になると40分くらい、高校生で1時間くらい。大学生や大人で90分くらい。・・・あれ?それって、授業時間と同じですね。それと同調することで、必要以上の負荷がなくなります)
その集中力を持続するため、特に座ってする活動(読みや書き)は20分を最大に、ぱっと切り替えて活動します。 もっとも、活動に集中していれば、「忙しい」という感覚も無くなってくるものなのは皆さんも経験で分かっていることでしょう。子どもが忙しそうに見えるのは、周りの大人からの目であって、当の本人はそうは思っていないかも知れませんね。 子どもの活動が気になるようでしたら、ここでいくら説明されるより、ぜひ一度見ていただくのが一番です。いつでも見学お待ちしております。
また、登園後、課内活動がはじまるまでとお昼を食べた後には自由な時間が必ず設定されていて、友だちや先生と自由な活動を楽しんでいます。 子供のすごいところは、そんな時間でも、絵本読みや数字ノートをやっている子が居ることです。大人の感覚だと、「休み時間まで勉強しなくていいのに」、なんて思いがちですが、それはオトナのとらえ方。当の彼らは、もしかしたら遊びの一つとして、絵本読みや計算を楽しんでいるのかもしれませんね。それをオトナが自学自習というのです。子供から学ぶことはたくさんあります!
たまには、「あー忙しい忙しい」と言っている子もいますが、それって、たぶんお母さんや誰かの真似なんですよね。周りにそんな口癖の人がいませんか?(笑)
Q8●遊びの時間が少ないのでは?
A8●とらえ方で変わってくると思います。「遊び」と言うことは、幼稚園の世界ではよく言われることなのですが、では、遊びとは何なのでしょう? 遊びとそれ以外の違いとは何でしょうか?
例えば、よく対比されるのが、「遊び」と「勉強」。その違いは何でしょうか。まずは、そこの認識を同じにすることが大切です。
「遊び」と「勉強」とは、様々定義はありますが、簡単に言えば、遊びは自主的に行うもの。勉強は強制されるものという感覚でしょうか。
ひとつ例を挙げます。
では、「今から自由時間ですよ」といったときに、大人が言うところの勉強(たとえば、絵本を読んだり)を自分で選択してする子供は、「遊んでいる」のか「勉強している」のか?どっちでしょう?
それは周りの大人から見たときには【勉強】と映るかもしれませんが、当の本人にとっては好きでやっている【遊び】なのかもしれません。 私たちは大人ですから、大人の目線でしか物事を捉えません。(たとえ子供の目線でと考えても、です。) でも、子供からしたら、表現を持たないだけで「それって違うよ」と言いたいかもしれませんね(笑)
同じように、洗心幼稚園の子供たちは、【努力】をしません。 誤解をしないでいただきたいのですが、子供たちは毎日頑張っています。 でも、当の本人は努力をしているとも頑張っているとも思っていないのではないでしょうか? やっぱり、大人から見た視点で、【努力】していると我々が判断するのでしょう。
子供は、お兄さんやお姉さんの姿を見て、ああなりたい、出来るようになりたいと思い、その姿をめざして練習しています。 出来るようになりたいから練習し、練習するから出来るようになるし、出来るようになるから楽しいし、だからもっと練習する。そして、さらに出来るようになる。こういった良い循環のなかに子どもは居ます。 それを、子供は【努力】とは思っても居ないでしょう。
大人の経験から、それを努力と言っているだけだと思うのです。 ある日、彼らもそれが【努力】だったことに気づくときが来るでしょう。 その時に、努力できる自分を誇れるのだと思います。 だから、その前に、今、努力する経験を知らず知らずにさせてあげたいのです。
Q9●名指しでは無いですが、暗に方針を批判するサイトを見たのですが・・・
A9●なるほど、ご指摘のサイトを読ませていただきました。 ご自分の考えと違うからNO!、証拠が無いからNO!ということなのでしょう。挙げ足とるのがお上手なのね、という印象です。
幼児教育も広義の科学ですから、反証可能性がなければいけません。ですから、反論・批判があるのは当然であると受け止めております。 むしろ、幼児教育の多様性を担保する上で、「自分の園はこんなことをやっているんだよ」という表明・表出は自然なことであると思います。
いずれにせよ、「幼稚園を選べるという選択肢がある」という多様性こそが、私立園の良いところだと思うのです。どこの園も「一律に同じ」である必要は無いですよね。大きい園がよい人もいれば、小さい園がよいという人もいる。芸術に力を入れる園がよいという人もいれば、体操に力を入れる園がよいという人もいる。それでよいじゃないですか?
どこに他園の方針に悪意を持ってダメだしする必要があるのか、理解に苦しみます。
他園の受け容れられないところを批判するより、自分の園の良さを強みとして伝えていって欲しいし、先生であればそういった人でありたいですね。それとも、自分の立ち位置が相手を批判することでしか存在し得ないのでしょうか。
(もし、他園を批判することで子供が良くなるのなら、是非どんどんやって欲しいところです。でも、実際そんなことは空しいだけですよね。そして、そんな大人の姿を子供は見ているもんです。)
したがって、 私たちの園がやるべきことは、他園を批判することではありません。まずは「自分の園はどうなんだ?」と足元を見つめ、周囲の環境や子供の環境をよくすること。そして洗心幼稚園を選んでくれた皆様のために期待に応えること。また、そのために腕を磨き最大限の良質な教育活動を行うことであると思っております。
Q10●指導が厳しいと聞いたのですが。
A10●ごく一面を見ればそういう場面もあるでしょう。でも年がら年中厳しいわけではありません。それでは子供も先生もつかれます(笑)。教育にはメリハリが大切ですから、時に厳しく、時にゆる~くというバランスが大切でしょう。
ただ、当然のことですが、最初から厳しさがある、厳しさありきではありません。
幼児期の場合、子供と先生の信頼関係の上にのみ厳しさは成り立ちます。ただただ厳しい先生は子供だって大人だって嫌ですよね。
子供との信頼関係が出来上がってくれば、大人と同じように端的な言葉で子供自身が考える指示が出せるようになります。
ところが、そんなプロセスがあることを取っ払って、園の一場面だけを見た人には厳しく感じるのかも知れませんね。
でもね、私は年齢相応の厳しさ(緊張感)も時に必要であると思います。
幼児期の心の回復力の早いうちに、厳しくされる経験をする必要性を、最近頓に感じるのです。
なぜなら、ちょっと厳しくされただけで、折れてしまうひと、子供以上であっても大人未満と感じるひとが多いから。
子供の心は非常に柔軟です。親御さんなら分かりますが、親御さんにどんなに厳しく叱られても(無論、虐待は別)、ほんの数分もしたら、けろっといつも通り、ということがあるでしょう。
これは、心が柔軟な証拠ですよね。もし、これが大人だったら、カチコチになった心にひびが入り、修復不可能です。死ぬまで恨んでやる刺してやるとまでなりかねません。だから、いつ厳しくされる経験をしたらいいの? 幼児期ですよね。
あ、手っ取り早いのは、実際の先生方の様子を見ていただくことです。
Q11●みんな身体が柔らかいですね。
A11●ありがとうございます。数あるスポーツの中で、共通して一番重要な動きはなにか? ご存知の通り、それは、柔軟です。
プロスポーツ選手で、身体の硬い人なんて居ません。総ての基本だからです。
野球選手でも、ゴルフの選手でも、サッカー選手でも、お相撲さんでもみんな柔軟なんです。
だから、これも毎日ですが、洗心幼稚園では必ず柔軟をやります。他の体操が出来なくても、柔軟だけは必ず数分でも行います。
身体が柔らかくなることで、関節の可動域が広がり、怪我の可能性も減ってきます。関節の可動域がひろがることで、一つの動作をくらべてみても、堅い人よりカロリー消費が多くなります。つまり、太りにくい身体になっていく、ということです。
身体が柔らかくなることで、損をすることは一つもありません。得することばかりです。
ぜひ、お子さんと一緒にお母さんも柔軟をやってみませんか?(笑)