乳児保育棟について
平成26年8月に、新園舎増築に着工しました。平成27年5月末には新園舎が完成しました。
そして、あわせて平成27年度には、子ども子育て新制度がスタートしました。
洗心幼稚園も、新制度の下、【洗心幼稚園 認定こども園】となり、幼保連携型認定こども園になりました。 それにあたって、0歳から2歳までの乳児保育施設と、6歳からの学童教育施設(放課後児童クラブ室)をそなえた新園舎が完成しました。
念願のアレルギー対応が可能な自園調理ができる、明るくきもちのよいキッチン・ランチルームもできました。
そして、ただ調理のためだけにキッチンを作るのではなく、調理している様子を子どもたちが見たり匂いを感じたり楽しみにできるように、【感じる】見通しのよい窓をつくります。
におい、調理器具の音、調理師さんの動き、食材が変わっていく様子、自分の口にするものが見られる楽しさ。 そんなことを感じながら、キッチンのなかの様子を見ることができます。 (本当は、オープンキッチンにできればもっとヨカッタのですが、現在の法令では難しいようなので、せめて見通しをよく。)
そして、キッチンだけでなく、キッチンの前には東側が全開口するランチルームと、オープンテラスを設置し、楽しくおいしく温かなランチタイムが持てるようにしました。
食事も会話もきっと進みますよね!
明るく広々としたオープンテラスは、子ども向けのデザインではなく、大人も満足できる素敵な気持ちのよい場所になりました。
食物アレルギーを持つ子どものためを考え、アレルギー対応の区画をキッチン内に設計しました。小さな区画なのですが、一般食と分けて作ることで、安心なものを提供できると考えています。
アレルギーの子も、アレもダメ、これもダメではなく、他のお子さんと同じに食事が出来るというのは、子供にとっても嬉しいことだと思っています。
(小さな区画なので、重度の場合やコンタミネーション不可の場合は事前にご相談ください。また、アレルギー食の受け入れ可能な人数を設定しています。アレルギー対応の希望に添えない場合もあります。)
特徴のある東西通路【通り土間】
新園舎の敷地は、東西に細長い敷地なのです。
そして、園舎の形は、L字型。 そのLの長い部分を、せっかくなので(?)・・・東西に1本なが~い土間を通します。
その長さ、おそらく50メートルくらい。もったいないと言ったらもったいない空間なのですが、贅沢な空間とも言えます。
そして、その長い土間を通って園舎内にアクセスする。通り土間からすべてが展開していく。 土間を通してみんなの息づかいが、なんとなく感じられる空間になりそうです。
その土間を抜けると、隣の緑地公園「かんのん山」の緑が。春は桜が、夏は活き活きとした緑が・・・・・目に入るかな?
園舎設計は幼児の城さん
園舎設計は、幼児施設では定評のある、「幼児の城」さんにお願いしました。
幼児の城さんは、昨年もキッズデザイン賞を受賞したりと、非常に素敵な園舎を設計する建築事務所さんです。
幼児の城さんの設計やデザイン、考え方は、ツイッターや、ブログを見ていただくとよくわかると思いますので、ぜひご覧ください。
現在建築中の「せんしん未来サテライト」も、同じく日比野設計さんにお願いをしました。同じく素敵な園舎が出来ると思っています。